遺伝学的検査アドバイザーとは
遺伝学的検査は、従来は婦人科、小児科領域などの出生・発達に関わるものか、神経内科・整形外科などの難治性・進行性疾患に関わるものが主流でした。
しかしながら遺伝医学の急速な進歩により、成人発症の腫瘍・循環器関連の優性遺伝疾患や、高血圧症・動脈硬化症・糖尿病などの多因子疾患の遺伝要因まで解析できるようになってきました。これらの情報は医療関係者のみならず一般の人にも広く伝わっていますが、現実はDTC検査も含めて玉石混淆の状況で情報の混乱を招いています。
遺伝医学検査はプレシジョンメディシンの基礎になります。オバマ元大統領がプレシジョンメディシンについて2015年3月の演説で語ったように「正しく必要な人に、正しいタイミングで、正しい治療を行う」ためには遺伝医学的情報が重要です。
まずは遺伝医学に関わる医療関係者の皆様に広く遺伝医学について学んでいただける機会を提供いたします。その上で遺伝医学に関して健康診断を受ける方に正確に自信を持ってご説明でき、必要な際には遺伝専門家と密接に連携できるようになっていただきたいと考えており、そのための認定資格となります。
※こちらの資格は、医学及び遺伝医学の専門的な資格ではございません。